2012年1月15日日曜日

メタセコイア(2)

メタセコイア
2012年1月8日撮影(山口市)

この時期、葉はすっかり落ちています。
写真の木では、非常に多くの雄花序がぶら下がっていました。
スギと同じく、2月から3月に開花して、花粉が飛散します。

ヒノキ科メタセコイア属メタセコイア

メタセコイアの並木
2012年1月8日撮影(山口市)

メタセコイアはスギの仲間で、生物顕微鏡でみる花粉の形はスギと区別がつきません。
スギと同様に、「スギ科」から「ヒノキ科」に変更されました。

スギ(2)

中部地区のスギ(大平山山頂、標高600m)
2011年12月4日撮影(山口県防府市)

一方、昨シーズンには度々開花状況の観察に出かけた大平山山頂のスギですが、今シーズンは観察に出かけるのが無意味なほど、手にとって確認できる高さに、スギの雄花がほとんど着いていません。
観察木全体として平年(最近10年間の平均)並みの着花状況との印象を受けますが、この10年間、花粉数が増加していますので、「平年並み」の花粉数は決して小さい値ではありません。

ヒノキ科スギ属スギ!

北部のスギ
2011年11月3日撮影(山口県美祢市)

植物の分類が変更され、スギ科はヒノキ科に統合されたそうです。
従って、「スギ科」がなくなり、スギは「ヒノキ科」スギ属になったようです。
写真のスギの木には、昨シーズンよりも多くの雄花が着いています。
このように多くの雄花を着けたスギの木は多数認められます。