2012年3月25日日曜日

中部地区のヒノキ

大平山(標高約600m)中腹のヒノキ
2012年3月25日撮影(山口県防府市)

ヒノキの雄花は少なく、十分に成熟していないものが多いようですが、一部は花粉嚢の膨らみが確認でき、そろそろ花粉を飛散させそうな状態のようにも思われます。

中部地区のオオバヤシャブシ(2)


大平山山頂のオオバヤシャブシ(カバノキ科ハンノキ属)
2012年3月25日撮影(山口県防府市)

一方、山頂のオオバヤシャブシは、ほとんどがまだ成熟途中で、開花前の状態です。

中部地区のオオバヤシャブシ(1)

大平山中腹のオオバヤシャブシ(カバノキ科ハンノキ属)
2012年3月25日撮影(山口県防府市)

大平山にはオオバヤシャブシの木がたくさんありますが、麓から山腹はほぼ満開の状態です。

中部地区のスギ(2)


中部地区(大平山山頂付近、標高約600m)のスギ雄花
2012年3月25日撮影(山口県防府市)

この辺りの雄花は昨年よりかなり少なく、見つけるのに苦労する状態ですが、確認できたほとんどの雄花には、まだ花粉が残っており、触ると花粉が放出されました。
さらに標高の高い場所には(スギの木の確認ができませんので程度は不明ですが)まだ花粉が残っているはずですので、スギ花粉の飛散はもうしばらく続くと思われます。

中部地区のスギ(1)

中部地区(大平山山腹、標高500m付近)のスギ雄花
2012年3月25日撮影(山口県防府市)

本日、大平山は強風で空気が冷たく、小雪がちらついていました。
スギ雄花自体、昨シーズンより少な目ですが、この木の雄花には、花粉はほとんど残っていませんでした。
当然のことながら、振っても花粉は出ませんでした。

2012年3月20日火曜日

北部定点のヒノキ

北部定点のヒノキ
2012年3月20日撮影(山口県美祢市)

これまで最もよく観察してきたヒノキの木が、本日行ってみると、切り倒されていました。
写真はその付近の別の木の雄花ですが、一部で花粉嚢が明瞭となり、近々花粉を放出しそうな状態になっていました。
約15年前から特定のスギ・ヒノキの木を観察していますが、約半数は工事で切られたり台風で倒れたりして、なくなってしまい、その都度観察木を変更しています。
少しでも木がなくなることは花粉症の方にとっては良いことですが、継続的な雄花観察の難しさを感じます。

北部のスギ

北部のスギ
2012年3月20日撮影(山口県美祢市)

前の木とは異なる木ですが、こちらには多くの花粉が残っている雄花がまだ少なからず認められました。
枝を振ると、花粉がたくさん出ます。
全体としては、20%程度は花粉が残っている印象を受けました。
この場所よりもさらに気温の低いと思われる、標高の高い場所のスギ雄花にはより多くの花粉が残っている可能性があります。

北部定点のスギ

北部定点のスギ
2012年3月20日撮影(山口県美祢市)

本日、出発時の宇部市の気温が8℃、到着時の定点の気温が2℃という、気温の低い場所のスギですので、開花は比較的遅くなります。
写真は既にほとんどの花粉を放出し終わった雄花です。

西部地区のヒノキ

西部地区のヒノキ
2012年3月18日撮影(山口県宇部市)

同じ場所のヒノキは、開花まであとわずかの状態のようです。

西部地区のスギ

西部地区のスギ雄花
2012年3月18日撮影(山口県宇部市)

一部の雄花には花粉がかなり残っており、3月8日ほどの量ではありませんが、振ると花粉が飛び出します。
しかし、既に花粉を放出し終わった雄花も多数あり、これらは触るとポロポロと落ちていきます。

西部地区のオオバヤシャブシ

西部地区のオオバヤシャブシ(カバノキ科ハンノキ属)
2012年3月18日撮影(山口県宇部市)

ハンノキ属の花粉も少数捕集されますが、写真の木は、記録が残っている2年前のシーズンと比べると、約10日程度成熟が遅れている印象を受けます。

2012年3月16日金曜日

西部地区のヒノキ

西部地区のヒノキ雄花
2012年3月15日撮影(山口県宇部市)

周辺のヒノキ雄花はまだ十分に成熟していない感じです。

西部地区のスギ雄花(2)

西部地区のスギ雄花
2012年3月15日撮影(山口県宇部市)

しかし、まだたくさんの花粉を保持した雄花も見られます。
全体として、この辺りでは、約20%の花粉が残っている印象を受けました。
標高の高い場所では、それ以上の花粉が残っている可能性がありますので、もうしばらくスギ花粉の飛散は続くと思われます。

西部地区のスギ雄花(1)

西部地区のスギ雄花
2012年3月15日撮影(山口県宇部市)

前回観察時以後たくさんの花粉が飛散しました。
同じスギの木の雄花は、花粉がほぼ放出され尽くしたものが多数見られます。

2012年3月9日金曜日

西部地区のヒノキ

西部地区のヒノキ
2012年3月8日撮影(宇部市)

スギと同じ場所にあるヒノキは、開花までまだ少し時間がかかりそうな状態と思われました。

西部地区のスギ(4)

動画もご覧下さい。

西部地区のスギ(3)

西部地区のスギ
2012年3月8日撮影(宇部市)

枝を揺らすと、大量の花粉が放出されます。
写真の左半分が白く霞んで見えるのは、スギ花粉によるものです。
今後しばらく、雨が降らなければ、大量のスギ花粉が飛散するものと思われます。

西部地区のスギ(2)

西部地区のスギ雄花
2012年3月8日撮影(宇部市)

写真のスギ雄花には花粉がほとんど残っていない状態です。

西部地区のスギ(1)

西部地区のスギ雄花
2012年3月8日撮影(宇部市)

宇部市内のスギは花粉飛散の最盛期といった状態です。
枝を揺らすと大量の花粉が飛び散ります。
70〜80%の雄花に花粉がほとんど残っている状態と思われました。
写真の雄花には花粉がそのまま残っているようです。

2012年1月15日日曜日

メタセコイア(2)

メタセコイア
2012年1月8日撮影(山口市)

この時期、葉はすっかり落ちています。
写真の木では、非常に多くの雄花序がぶら下がっていました。
スギと同じく、2月から3月に開花して、花粉が飛散します。

ヒノキ科メタセコイア属メタセコイア

メタセコイアの並木
2012年1月8日撮影(山口市)

メタセコイアはスギの仲間で、生物顕微鏡でみる花粉の形はスギと区別がつきません。
スギと同様に、「スギ科」から「ヒノキ科」に変更されました。

スギ(2)

中部地区のスギ(大平山山頂、標高600m)
2011年12月4日撮影(山口県防府市)

一方、昨シーズンには度々開花状況の観察に出かけた大平山山頂のスギですが、今シーズンは観察に出かけるのが無意味なほど、手にとって確認できる高さに、スギの雄花がほとんど着いていません。
観察木全体として平年(最近10年間の平均)並みの着花状況との印象を受けますが、この10年間、花粉数が増加していますので、「平年並み」の花粉数は決して小さい値ではありません。

ヒノキ科スギ属スギ!

北部のスギ
2011年11月3日撮影(山口県美祢市)

植物の分類が変更され、スギ科はヒノキ科に統合されたそうです。
従って、「スギ科」がなくなり、スギは「ヒノキ科」スギ属になったようです。
写真のスギの木には、昨シーズンよりも多くの雄花が着いています。
このように多くの雄花を着けたスギの木は多数認められます。